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【バイオ講座】証券会社のアナリストレポートでそーせいを見てみよう

こんにちは。shiroshiroです。

本来はこちらの記事を月曜日に掲載する予定だったのですが、突然のサプライズによって、一日遅れとなってしまいました。

すでにご存じの方もいるとは思いますが、SMBC日興証券株式会社のほうから、そーせいグループのアナリストレポートが更新されています。

「アナリストレポートって何?」という方もいるかもしれませんので、この場で触れてみたいと思います。

見出し
・目標株価下方修正?
・薬の上市成功率
・特許のゆくえは

目標株価下方修正?

各証券会社は、通常ホームページ上でアナリストレポートを公開しており、個人投資家はそれを閲覧することが出来ます。

もちろんアナリストがフォローをしている銘柄に限りますが、そーせいはフォロー対象であり、幸いにも筆者もSMBC日興に口座を持っていた(作っただけ)ので、ダウンロードが出来ました。

使うつもりでなくても、アナリストレポートやIPO目当てに口座を開設するのは悪くないですね。

さて、2019年7月11日(木)付で発行された本件、今回から担当アナリストが、中沢安弘氏から川村龍太氏に変更となったそうです。

まずは一行目から参りましょう。要点や目標株価、レーティングなどが書かれています。

「M1作動薬治験再開が再評価のカギ、当面は雌伏期」

なるほど、やはりM1作動薬であるHTL14318の行方を気にかけているわけですね。当面は雌伏期というのは、やはりM1の結果を待って耐える必要があるということですか…次に行きましょう。

・目標株価を4,250円→2,400円、投資評価を「2」に引き下げる
・M1作動薬の安全性懸念払しょくと治験再開が株価再評価のカギ
・新経営体制による効果は着実に出ていると考える

【投資評価】
1(前回) → 2(今回)
【目標株価】
4,250円 → 2,400円

…………早速外しましたね。昨日(7/16)の終値で株価は2,613円を記録しました。5日で目標を達成です。

ただ、いきなりのビッグディールは誰も予想できないですからね。きっと材料が出ない前提で書いてしまったんですね。しかたないですね!

薬の上市成功率

目標価格が変更になったことに対する理由としては、

(1)M1受容体作動薬HTL0018318が安全性に関する懸念が浮上、開発スケジュールが不透明な状態が続いている
(2)2018年3月にTEVA社から返還されたCGRP受容体作動薬のロイ、マイル収入を弊社予想から除外
(3)Pfizerとの提携により新たに発見された2つのGPCR化合物群の売上貢献を織り込んだこと

だそうです。ただ、注目点はここではありません。(1)の後半文、

他社でもアルツハイマー病治療薬の開発中止が相次いでいることを考慮し、成功確率を25%から5%に引き下げた。

 

…………なんですかね、これ。開発中止が相次いでいるのは分かりますが、あれはβアミロイド仮説に基づいた薬が軒並み失敗しているだけですよ。なぜ、コリン仮説でやっているHTL0018318の成功率が5分の1にならないといけないんでしょう。コリン仮説ではアリセプトという成功例もあるのに…

テバやファイザーは分かりますが、ここはです。

 

アナリストレポートにはそれ以外にもDCFモデルを使った目標株価算出というのも載っています。興味のある方は見てみてください。本ブログではスキップします。

また、「シナリオ別分析」というのも書かれておりまして、ベースシナリオでは、

・A2Aの成功率:30%
・Pfizer2化合物の成功率:10%
・M4、M1/4の成功率:10%
・M1の成功率:25→5%

ということで上記の目標株価だそうです。

成功確率については、わたしも何とも申し上げられません。絶対成功するといったものはありませんから、そっとしておきたいと思います。

特許のゆくえは

アナリストレポートの最後のほうでは、業績予想も記載されています。

文中では、"19/12期の黒字化は十分達成可能とみる"と書かれています。これまでに受領されたマイルストン、およびノバルティスからのロイヤリティ、そして"黒字化を達成するには15億~25億円程度の新規契約が必要になる"”同社は保守的な支出計画を組んでいることからも、これらの新規契約は確度の高いものと弊社では推測している。”と書いてあるように臨時収入はしっかりと予見しています。5日で達成されましたが。

(予見するなら何故2,400円予想なのか。これがわからない。)

 

末文では、中長期の懸念点を書いています。

「中長期予想~COPD群の特許切れまでに、いかに開発品のタネを撒けるかがカギ」

要はウルティブロ・シーブリの特許が2026年に切れる見通しなので、どうするかというお話です。

"特許戦略により臭化グリコピロニウムの特許が延長する可能性はあるものの、ベストシナリオでも数年の延長であろう。"

 

 

特許の類は、3/29大阪説明会の時に2035年まで延長と、田村CEOがポロっと出してしまいましたけどね…早く正式に開示されてほしいですけど…

 

……

………まとめましょう。

①目標株価2400円(7/16時点2,613円)
②βアミロイド失敗で、HTL0018318の成功率5分の1に(M1はコリン仮説)
③19/12黒字予想。特許はよくて数年延長(2035年延長)

いかがでしたでしょうか?以前の記事で、プロでもわかってないというお話をしました。残念ながら、これが現実です。

【コラム】なぜバイオの記事やツイートを上げているのか

こんにちは。shiroshiroです。 週末は簡単に、コラムめいたものを書こうと思います。テーマは「なぜバイオの記事やツイートを上げているのか」です。 そもそも、このブログは初心者にも、ベテランにも、 ...

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別に筆者が指摘した点は、わたしでなくてもベテランホルダーの方なら知っています個人の持つ情報が、プロを上回っている状態になっている訳です。プロが理解してくれているのなら、株価はもっと上に行き、間違った水準は訂正されるのですが、ひたすら待たされているような格好です。

初心者の方もお気づきかと思いますが、ベテラン個人投資家の認識に対して、市場の理解は相当ずれています。このギャップがチャンスと思いますので、ぜひ頑張ってください。(信用取引はだめです。)

 

おわり

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