そーせいグループ ノバルティス

そーせいQVM149 販売編2~AZ、Merck、BI、Nova

こんばんは。shiroshiroです。

販売編2です。販売編1では、シーブリ・ウルティブロと、GSKの売り上げについてお話ししました。

今回はアストラゼネカ(以下AZ)、メルク、ベーリンガーインゲルハイム(以下BI)、ノバルティスの各製品の売り上げを見てみます。

なお、振り返る場合はこちらを参照ください。

そーせいQVM149 販売編1~ノバルティスとGSK

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見出し
・アストラゼネカの動向
・凋落のメルク&BI
・反撃のノバルティス

アストラゼネカの動向

アストラゼネカもGSKに負けず劣らず、大きなシェアとラインナップを有しています。

※単位 百万$ 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
Symbicort 83 299 549 797 1006 1184 1575 2004 2294 2746 3148 3194 3483 3801 3394 2989 2803 2561
Pulmicort 730 705 775 812 968 1050 1162 1292 1454 1495 1310 872 892 866 867 946 1014 1061 1176 1286
Rhinocort 167 221 269 299 364 361 387 360 354 322 264 227 212 177 112
Accolate 156 152 146 144 107 116 72 81 76 73 66
Oxis 87 116 127 120 120 101 91 88 86 71 63
Tudorza/Eklira 13 190 170 150 110
Daliresp/Daxas 104 154 198 189
Duaklir Genuair 27 95
Fasenra 297
Bevespi Aerosphere 33
199 178 156 144 153 158 155 146 166 163 135 254 216 178 327 303 258 267 379 340
合計 1339 1372 1556 1818 2261 2583 2873 3151 3711 4128 4132 4099 4468 4415 4677 5063 4987 4753 4706 4911

GSKのアドエアに代わるものは、AZの場合シムビコートです。シムビコートの売り上げの伸びは素晴らしいですね。アドエアほどではありませんが、躍進に大きく貢献しています。

前回同様に、各薬剤の関係性については、↓の通りになります。(一部省略)

・シムビコート…ICS・LABA合剤 1日2回
・パルミコート/ブデソニド…ICS単剤 1日2回
・エクリラ/Tudorza…LAMA単剤 1日2回
・ダリレスプ/ダクサス…経口ホスホジエステラーゼ4阻害薬
・Duaklirジェヌエア…LAMA/LABA合剤 1日2吸入を2回
・ファセンラ/ベンラリズマブ…ヒト抗IL-5(インターロイキン5)モノクローナル抗体 重症喘息用
・ビベスピ エアロスフィア…LAMA/LABA合剤 1日2吸入を2回
・ビレーズトリ エアロスフィア…ICS/LAMA/LABA3合剤 1日2吸入を2回

※エクリラ・DuaklirジェヌエアのLAMAはアクリジニウム臭化物、ビベスピ・ビレーズトリのLAMAはグリコピロニウム臭化物。

種類多いですが、”1日2吸入を2回”というのが気になりますね。

グラフにはいないのですが、AZ社は3合剤ビレーズトリ エアロスフィアが後に控えています。6月18日に世界に先駆けて、日本で製造販売承認が下りました。ただ、COPDのみです。喘息は第Ⅲ相試験実施中とのことで、GSK同様ここが重要なポイントになります。

凋落のメルク&BI

次は、メルクとBIです。データが少なかったので同時に出します。※データが2009年以降なので、右にドラッグしてください。

※単位 百万$ 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
メルク
Singulair 4660 4987 5479 3853 1196 1092 931 915 732 708
Proventil 26 210 155
Asmanex 37 208 206 185 184
Dulera 96 207 324 460 536 436 287 214
合計 4723 5405 5936 4245 1704 1552 1467 1351 1019 922
ベーリンガー・インゲルハイム
Spiriva 3552 3237 3553 2995 2826 2412

オレンジがBIのスピリーバ(Spiriva)で残りはメルクです。BIはスピオルト等もあるのですが、残念ながらスピリーバしか見れませんでした。

メルクのシングレアはすごい下がり方をしています。本来であれば、デュレラがその穴を埋めるはずでしたが、GSK、AZと異なり、デュレラは穴埋めに失敗しました。

原因はライバル・後発品に敗れた。優先リストから外されて切り替えを促されたなど色々あったようです。(記事参照)

・シングレア…ロイコトリエン受容体拮抗薬
・デュレラ…ICS/LABA合剤
・スピリーバ…LAMA単剤 1日1回
(スピオルト…LAMA/LABA合剤)

反撃のノバルティス

最後にノバルティスです。

※単位 百万$ 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
Foradil 357 353 312 240 205 175
Xolair 338 369 478 504 613 777 755 835 920 1039
Onbrez Breezhaler 1 33 103 134 192 220 166 143 112 101
Seebri Breezhaler 58 146 150 149 151 148
Ultibro Breezhaler 6 118 260 363 411 454
合計 696 755 893 878 1074 1436 1331 1490 1594 1742

ゾレアは息長く適用を拡大しながらノバルティスの呼吸器部門を引っ張っています。ただ、ライバル企業の規模感に比べると力不足ですね。

また、ぜんそく・COPD市場では、モノの良さ以外にも、規模の力や当局とのやり取りのうまさも影響してきます。ノバルティスはそのハンディを克服しなければなりません。

ただ、アドエア、シムビコートが徐々に終わりを迎えている今は、ノバルティスにとってはチャンスです。

QVM149が3合剤としてうまく喘息適用されると、GSKのテリルジ―、AZのビレーズトリはCOPDしかない為、確率は低いかもしれませんが、ひょっとすると勝機はあるかもしれません。(自信なし)

・ゾレア/オマリズマブ…ヒト抗IgEモノクローナル抗体 喘息
・オンブレス…LABA単剤 COPD
・シーブリ…LAMA単剤 1日1回 COPD
・ウルティブロ…LAMA/LABA 1日1回 COPD
・QVM149…ICS/LAMA/LABA 3合剤 喘息(欧州申請中)

なお、QVM149の中身を整理すると以下の通りです。

・モメタゾンフランカルボン酸エステル(ICS)
・インダカテロール酢酸塩(LABA:オンブレス)
・グリコピロニウム臭化物(LAMA:シーブリ)

これまで、ライバル企業の業績を見てきましたが、どの企業も特大ブロックバスターの後をどう埋めるのかに苦心しています。また、アドエアやシムビコートはすでに特許が切れており、後発品が続々と入ってきています。

はたして、ノバルティス・そーせいはこの市場の間隙をうまく突いていけるのでしょうか?

つづく

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-そーせいグループ, ノバルティス

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