こんにちは。shiroshiroです。
今回は、ペプチドリームで昨日リリースされた記事の紹介です。
2019年06月17日
独バイエルAG社との創薬共同研究開発プログラムに係る最初のクライテリア達成のお知らせ
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/45870/91bf50f4/04b6/4414/a5ed/ac4a1df9364e/20190614152406099s.pdf
見出し
・時価総額7,000億!バイオベンチャーの筆頭ペプチドリーム
・IRの内容は?
・株価は?そーせいだとどうだった?
時価総額7,000億!バイオベンチャーの筆頭格ペプチドリーム
東証一部に上場しているペプチドリーム(4587)は、バイオベンチャー企業の中でも、時価総額で首位に立っています。
その額はなんと6,910億円!
(6/17(月)時点)
すぐ上や下には、大正製薬(7,480億円)や参天製薬(6,700億円)が並ぶほどです。
続くバイオベンチャーは、以下の通りですがぶっちぎりですね。
この中では、ペプチドリームのみ東証一部で、残りはすべて東証マザーズです。
首位 ペプチドリーム:6,912億円
2位 サンバイオ:1,857億円
3位 そーせいグループ:1,587億円
4位 ヘリオス:909億円
IRの内容は?
IRの内容については大まかに言えば…
・ヒットペプチドを合成しマイルストンを受領
・バイエルからのマイル額は非開示
と書いています。薬の候補物質ができたということですね。
ちなみにこの契約ですが、2017年11月にむすばれています。
2017年11月16日
独バイエルAGとの創薬共同研究開発契約締結のお知らせ(プレスリリース)
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/45870/88785390/5111/48f8/ab29/36c8e77daa04/20171116155028420s.pdf
・複数のターゲットに、総額最大1,245億円のマイルストン+ロイヤリティが発生
・契約一時金を受領
・ターゲットの数、一時金の金額等は非開示
この内容は、先日取り上げたそーせいとファイザーの記事に似てますね。
ペプチドリームはどれほどのマイルを受け取ったのでしょうか?
2~3億ほど受け取るのでしょうか?
ここで少々、頭を悩ませたのは、IR文中の"ヒットペプチド”という言葉です。
わたしは最初、これをヒット化合物と読み取りました。しかし、英文では、"achievement of drug candidate”と書いています。
ペプチドリームのHP上では、
「リード化合物(Hit-to-Lead Stage)」
「前臨床試験対応化合物(Lead-to-Preclinical)」
「臨床候補化合物(Clinical Candidates)」
と名称が様々です。よくわかりませんでしたので、その辺りは正確に書いてほしいですね。
ただいずれにせよ、契約から1年半で化合物を合成するのは早いように思えます。
それが、ペプチドリームの持つPDPS技術によるものと思いますが、それを書くのはまた後日にしましょう。
株価は?そーせいだとどうだった?
このニュースに対して、株価はどう反応したでしょうか?
通常考えると、時価総額7,000億円弱の会社が、一つ候補物質を作る+マイルストンを受領というのは、無反応でもいいかなと思えるレベルです。織り込まれているかなと。
そんな、本日6/18のペプチドリームの前場の株価は…
上がってますね…
日経平均は微下げ程度ですので、素直に好感されています。

6/11には発表前から何故か2%くらい落ちてるんですけど…
東証一部とマザーズの違いですかね…
おわり