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論文、学会発表の尽きないそーせい。最近の傾向を自分なりに考える。

こんにちは。shiroshiroです。

本日、事前に3件のトピックについてツイートさせていただきました。

これをベースにそーせいHeptaresの最近の傾向についてざっくりと考えようと思います。

見出し
・①ヒスタミンH1、表には出ない研究
・②ターゲットに対する手法が確立された?
・③AZD4635がもたらすアストラゼネカへの影響

ヒスタミンH1、表には出ない研究

最初にツイートしたのは、ヒスタミンH1受容体に関する論文です。

H1受容体は現在のパイプラインにありません。あってもアトピー性皮膚炎を狙ったH4です。

同時に、アムステルダム大はORBITプログラムには乗っていません。しかしながらアムステルダム大はこの件以外にもHeptaresと絡んでいますし、他の数多くの大学がORBITに関わらずHeptaresと何らかの共同研究を行っています。

最近260以上の構造を保有と発表されましたが、おそらくアカデミアとの共同研究も相当に存在するのではないでしょうか。Heptaresが論文の1st author(筆頭著者)にならない、つまりアカデミア側で研究を担ってもらう形式の、あまり表に出ない研究は多そうに感じました。

H1も最終的には創薬を狙うのでしょうか?

ターゲットに対する手法が確立された?

次にツイートしたのは学会発表の内容です。

ここでは、クラスAまたはクラスBのGPCRで、多様なリガンド結合部位を明らかにし続けているとあります。

以前にもツイートしましたが、StaR®テクノロジーでたった一つの結晶構造を抽出しても、それで完了とはなりません。

受容体とリガンドの間には様々な結合様式があるので、できる限り多くの結合部位を明らかにする必要があります。(そういう意味でStaR®は非常に相性がいい)

そしてアブストラクトでは、たくさん作った結果、事前に予測するモデルができたと言っています。

要は実績をもとにそれを織り込んでシミュレーションをできるようになったわけですね。ツイート内のアプローチ各種はそのためのものです。

”以前にもあったもの”、"最近のもの"、"急速に進化しているもの"など様々ですが、最近はどうやら体系的メソッドのようなものも編み出してきているようで…

↑のような発表も行われています。残念ながら資料は現在ありません。

 

また個人的には、最近タイトルの傾向が変わってきているような気がします。

田村CEOが「240個以上のパイプライン」と話した仙台説明会の近辺で、タイトルが"効率的SBDD手法"”構造的アプローチができるフレームワーク”"ドラッグデザインのための体系的アプローチ"など、1個のモノを指さず、どんどんモノを生み出すための手段を話す機会が多くなっているのかなと…

よくわかりませんが何かが量産体制に入った?(手法?、化合物?、パイプライン?)みたいな雰囲気を感じます。(ただの推測ですが)

 

AZD4635がもたらすアストラゼネカへの影響

最後はアストラゼネカの論文です。

正直、本文が読めませんので、これだけでは何をしようとしているのかよくわかりません。

AZD4635がアストラゼネカにどんな影響を与えたのでしょうか。

AZD4635は、既存の化合物から、StaR®テクノロジーを用いつつ、化合物をいじって、物性を改善していったものと思っています。

アストラゼネカもそのようなアプローチをやろうとしている?それとも全く別のテーマかもしれません。謎が多いです。

 

ということで、今日の題材から今思っていることをつづってみました。

外していて当然かもしれませんが、これからも予想をしながら眺めていきたいと思います。

おわり

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