※2019/11/06追記 学会進捗を追記しました。
こんにちは。shiroshiroです。
秋の学会が近づいてまいりました。
どこぞの銘柄では、秋の学会シーズンでの発表に期待して株高…などとそれっぽく語る方もいらっしゃいますが…
学会スケジュールをちゃんと押さえたうえで言っているのでしょうか?
押さえていないのにまさかそんなことを言ってしまうアナリストがいないことを願うばかりです。
というわけで、筆者が取り上げた去年・一昨年分。および他で公開されている英知をもとにして、秋のスケジュールを作ってみましょう。
無論そーせいのみです。
見出し
・昨年の実績
・一昨年2017年は?
・5chの賢者のスケジュール
・まとめ
昨年の実績
まずは筆者がまとめているtwitterでの投稿をベースに、秋シーズンの学会を見てみます。
筆者のツイッターでは、基本的に本文・アブストラクト(要旨)が乗っているものしか取り上げておりませんでした。
単純に何も書けなかったためですが、そういったカテゴリーで列挙します。
①ILCA2019 (International Liver Cancer Association)
(※11/6追記 特に関係発表無し)
2019年9月20日~22日
@シカゴ, USA
https://ilca2019.org
昨年9月に出てきたのは、MiNA社が登場していた肝臓がんの学会ILCAです。
2018年の際には、MTL-CABPAとソラフェニブ(sorafenib)併用で肝臓ガンの完全奏功というのを速報していました。(ツイートリンク)
おそらく今年も何かしらあるのではないかと思っています。
②SITC2019 (Society for Immunotherapy of Cancer)
(※11/6追記 特に関係発表無し)
2019年11月6日~10日
@メリーランド, USA
https://www.sitcancer.org/2019/home
11月のSITC学会では、HeptaresではなくAstrazeneca側単独で、AZD4635の発表をしていました。
「量的システムモデルを用いたAZD4635/抗PD-L1併用療法の~」というやつです。(ツイートリンク)
そーせい A2A / 学会
Anti-tumor synergy evaluation of an AZD4635/ anti-PD-L1 combination therapy using a quantitative systems model
“定量的システムモデルを用いたAZD4635 /抗PD-L1併用療法の抗腫瘍相乗効果評価”https://t.co/2jYfPPUTaqHepは不在
AstraZenecaのVoronova氏とBorodovsky氏 pic.twitter.com/9pdfFJZdEP— Shiroshiro (@Shiroshiro4565) December 8, 2018
③The International Symposium on ALS/MND.
(※11/6追記 未チェック)
2019年12月4日~6日
@パース, オーストラリア
https://symposium.mndassociation.org/
ALS(筋線維側索硬化症)とMND(運動ニューロン病)のシンポジウムということで、去年はmGlu5のHTL0014242がこちらに出演しました。(ツイートリンク)
その後、ご存じの通りHTL0014242は自社1相治験を開始しています。
2018.12.13 適時開示
精神障害および神経障害の治療薬として開発中のHTL0014242(選択的mGlu5 ネガティブアロステリックモジュレーター)の第1相臨床試験を開始
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4565/tdnet/1655910/00.pdf
1相の結果を何かしら見れるのであれば要注目です。
④12TH Clinical Trials on Alzheimer's Disease(CTAD)
(※11/6追記 未チェック)
2019年12月4日~7日
@サンディエゴ, USA
https://www.ctad-alzheimer.com/
Q2決算の際には毒性発表が年末となったため、CTADが注目の学会になる可能性があります。
去年、Heptaresでは、M1DLBのHTL0018318の第Ⅰ相治験の結果を報告していました。
毒性の話はするでしょうか?
詳細を機密にするならば、発表せずの可能性もあるように思えます。
そーせい M1DLB / 論文
SINGLE AND MULTIPLE DOSE SAFETY, TOLERABILITY AND PHARMACOKINETICS OF THE SELECTIVE M1 RECEPTOR PARTIAL AGONIST HTL0018318 IN HEALTHY VOLUNTEERShttps://t.co/fO5uAJnSaX
CATDのabstract集。当該論文はS64ページから。12.1MBもあるので要注意。
— Shiroshiro (@Shiroshiro4565) November 2, 2018
一昨年2017年は?
一昨年の2017年分も一応用意してみました。
出てくるかどうかわかりませんが、紹介するだけしてみましょう。
⑤ELRIG(The European Laboratory Research & Innovation Group) Drug Discovery 2019
(※11/6追記 現在チェック中)
2019年11月5日~6日
@リバプール, 英国
https://elrig.org/portfolio/2019-drug-discovery
ELRIG学会では2017年にGLP-1の話が出てきていました。(ツイートリンク)
別にGLP-1にも限らない気もするので、何かしらあってもおかしくはないでしょう。
ちなみに今年のキーノートスピーカーは、Fiona Marshall氏です。
存じ上げない?それはいけません。いますぐこちらの記事で復習してください。
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そーせいグループ、GLP-1拮抗薬HTL26119をお披露目
こんにちは。shiroshiroです。 そーせいグループの決算説明会が出てきません。 機関投資家は昨日の内に内容を知っておきながら、個人投資家は内容知れずというのは、非常にやりづらいところです。 (8 ...
続きを見る
ケンブリッジでグランタパーク&ケンブリッジ大に行きつつ、リバプールでFiona氏の講演を聞いて、サッカープレミアリーグを見て帰る。なかなか良さそうなイギリス旅行です。
⑥27th Protein Structure Determination in Industry Meeting (PSDI)
(※11/6追記 Southall氏発表の詳細無し)
2019年11月3日~5日
@ケンブリッジ, 英国
https://psdi2019.org/
Heptaresのお膝元、ケンブリッジで行うのはPSDI2019。
過去、Andrew S Dore氏がプレゼンをしていました。(ツイートリンク)
どうやら今年はStacey Southall氏が登壇する模様です。
⑦Cryo Microscopy Group Annual Meeting 2019
(※11/6追記 特に関係発表無し)
2019年11月13日
@ノッティンガム, 英国
http://www.cryomicroscopygroup.org.uk/CMG2019.php
急激に親しみのあるレイアウトになりました。学会と言ってもいろいろあります。
CRYO(クライオ)とあるように電子顕微鏡系の学会です。一昨年はRob Cooke氏が登壇していました。
そーせい 学会
11/15にCryo Microscopy Groupの年次会合があり、heptaresのRob Cooke氏が登壇。
題は"創薬におけるクライオ電子顕微鏡の潜在的影響力"
Abst無しhttps://t.co/t17hhRzDHw https://t.co/2HW3wcZLkK— Shiroshiro (@Shiroshiro4565) November 18, 2017
ひとまず以上になります。
実際に探してみますと、プロジェクト終了で学会も2017年で終了といった具合に、結構終わってしまったものも数多くありました。
毎年やるというのが学会のイメージだと思いますので、あまりそうでもない点は意外でした。
5chの賢者のスケジュール
筆者のツイートの中で、"chiさん”と何度かご紹介しているように5ちゃんねるのそーせい板には、情報を定期的に貼り付けてくださる方がいらっしゃいます。
元々は、Yahoo掲示板で「chi*****」という表示のされ方をしているのでそう呼ぶようになったと理解しておりますが、本当にずっとはり続けています。
どこから引っ張ってきたのかという情報もありまして筆者も参考にしていますが、学会などの発表スケジュール等も出ております。
※重複は削っています
※Discovery on Target (DOT):
(※11/6追記 abstあるものの重要度低。省略)
"Antagonists of the Adenosine 2a Receptor (AZD4635) to Reverse Tumor Suppression in the TME":
Alwin Schuller, AstraZeneca.(9/17 13:55-14:25 Presenting)
※19th Annual Biotech in Europe Forum for Global Partnering & Investment:
(※11/6追記 パネリストとしての出席。省略)
"Neuroscience - Development & Partnering Panel":
(Panelists) Malcolm Weir, Sosei Heptares. (9/26 9:55-10:40)
※EMBO Workshop Tools for Structural Biology of Membrane Proteins:
(※11/6追記 知識ページで登場済み)
"Neuroscience - Development & Partnering Panel":
Jana Broecker, Sosei Heptares. (10/7 14:30-15:00 Presenting)
※Medicinal Chemistry & Protein Degradation Summit: "RI Revitalises Drug Discovery & Drives AI":
(※11/6追記 ツイート済み)
Jonthan Mason, Sosei Heptares. (10/28 15:00-16:00 Presenting)
※ERNEST First Meeting GPCR Pharmacology: Activation, Signalling and Drug Design:
(※11/6追記 記事作成済み)
Invited Speakers: Chris Tate, MRC; Chris De Graaf, Sosei Heptares. (10/28-30)}
※Clinical Trials Europe 2019:
(※11/6追記 開催前につき待機中(LINK))
"Magnetic resonance imaging biomarkers in early phase clinical development: from patient selection to proof of mechanism":
Geor Bakker, Sosei Heptares. (11/20 9:30-10:00))
※HBA London Presents Event
(※11/6追記 そーせいのシュタインメッツビルで開催)
"Understanding Mindfulness and Compassion: a Cognitive Neuroscience approach"
Location: Sosei Heptares Steinmetz Building, Granta Park. (11/27 18:00-20:00)
※World BI DDIP(Drug Discovery Innovation Program) Conference 2019:
Jonthan Mason, Sosei Heptares. (11/28-29)
(※11/6追記 特に情報なし)
[Mina分]
※CRI-CIMT-EATI-AACR International Cancer Immunotherapy Conference 2019: MiNA Therapeutics. (9/25-28)
(※11/6追記 特に情報なし)
※ESMO(European Society Medical Oncology) Congress 2019: MiNA Therapeutics. (9/27-10/1)(※11/6追記 ツイート済み(1)、(2))
※Oligonucleotide Therapeutics Society Annual Meeting 2019: MiNA Therapeutics.(10/13-16)
(※11/6追記 ツイート済み(1)、(2)、(3)、(4))
※AACR-NCI-EORTC Molecular Targets and Cancer Therapeutics: MiNA Therapeutics. (10/26-30)
(※11/6追記 特に情報なし)
※DIA Oligonucleotide-Based Therapeutics Conference: MiNA Therapeutics. (10/28-30)
(※11/6追記 特に情報なし)
※AACR Tumor Immunology and Immunotherapy: MiNA Therapeutics. (11/17-20)
(※11/6追記 特に情報なし)
[その他]
※ERS(European Respiratory Society) International Congress 2019: Novartis. (9/28-10/2)
(※11/6追記 記事作成済み)
多すぎる!
一応、講演者・タイトルまで決まっているものは赤字にしておきました。
結果的にこちらでノータッチになるものも相当数あると思いますので、大量に出ていても紹介するのは絞られるでしょう。
本当にこれだけの量をどこから調べ上げているのでしょうか。
あきれるほど凄い調査能力です。
まとめ
今回はまとめを入れます。整理しないととても把握できません。
正確には自分用の学会確認スケジュールでもあるのですが、筆者の判断で削除しつつ、時間順で並べてみたのが下表のとおりです。
学会名 | 時期 |
※DOT2019 | 2019年9月17日~18日(済) |
①ILCA2019 | 2019年9月20日~22日(済) |
⑥27th PSDI | 2019年11月3日~5日(済) |
⑤ELRIG Drug Discovery 2019 | 2019年11月5日~6日 |
②SITC2019 | 2019年11月6日~10日 |
⑦Cryo 2019 | 2019年11月13日 |
※Clinical Trials Europe 2019: | 2019年11月19日~21日 |
※HBA London Presents Event | 2019年11月27日 |
③The International Symposium on ALS/MND. | 2019年12月4日~6日 |
④12TH Clinical Trials on Alzheimer's Disease(CTAD) | 2019年12月4日~7日 |
どのタイミングが一番忙しくなりそうですかね…11月かな。
ただ、これ以外のところからもピックアップする可能性は十分にあると思います。
学会期待で上昇なんて言ったら、そーせいは何回上がらなければいけないのか。
いい加減な理由付けはやめた方がいいと思いますが、使う分に便利なんですかね。
本日はこれで以上にしたいと思います。ありがとうございました。
おわり