資産を築くための「バイオ株」と「バブル相場」のあれこれを勝手につぶやく投資サイト

Shiroshiroの投資ノート

MiNA Therapeutics そーせいグループ

そーせい、MiNA社もMTL-CEBPAで学会発表大量投下&IR

こんにちは。shiroshiroです。

おとといのツイートラッシュは、QVM149だけでなく、MiNA Therapeutics社でもその製品の学会発表が出ております。

今回はそちらについて、すでにツイートした分と合わせて記事にしたいと思います。

 

CICON19での遺伝子系発表

メインはESMO2019と思われますが、その前に行われたCICON19でも、MiNA社のほうから発表がありました。

【1】

低分子活性化RNA(saRNA)において、当社はCEBPA転写因子の発現を標的とするMTL-CEBPAを開発している。

今回のsaRNAはIL23A、IL36g、OX40Lの転写産品をターゲットとするように設計。

今回ターゲットmRNA(メッセンジャーRNA)の上方制御のレベルは、IL23A:4.9倍、IL36g;3.5倍、OX40L;6.7倍に増加した。

特にIL23A標的のsaRNAはIL12Bを増加させ、IL23の機能を増加させることを示した。

またIL23AとIL36gの同時使用で、IL36gは単一3.5倍→併用13.1倍と発現が改善。

以上から、免疫療法で利用するためのsaRNA技術の能力を実証。現在、前臨床腫瘍モデルでの有効性研究のためのリードsaRNA製剤を最適化中。

****ツイート完****

 

まあ、難しいお話ですね。

CEBPAをターゲットに、saRNAとしてMTL-CEBPAという薬品を開発する。

saRNAとして、今回はIL23A、IL36g、OX40Lそれぞれを狙った3つのsaRNAをつくり、転写された産物を作ろうとしました。(※10/3 22:30 文書の表現を一部変えました)

その転写が○○倍に増加したという話です。

 

転写というイメージがわかないと思うので、動画を用意しました。

↓の40秒以降に出てくる、黄色いひもがそれです。(日本語字幕を設定するとなお良)

狙った転写産物をたくさん出せているということで理解してください。

 

ESMO2019-1~抗体併用

9/27-10/1の期間で、ESMO2019学会が行われ、その中でもMiNAの発表がありました。

こちらの内容は、MiNA社ホームページでも学会のポスターが貼り付けられています。

 

【2】

※ポスター:https://minatx.com/wp-content/uploads/2019/09/ESMO_MTL-CEBPA-and-PD-1-antibody-in-a-mouse-syngeneic-CT26-model.pdf

 

邦題は、"骨髄由来サプレッサー細胞とT細胞の標的化:マウス同系CT26モデルにおけるMTL-CEBPAとPD-1抗体の併用治療"

MTL-CEBPAとPD-1抗体の併用で、治療効果が高まるという可能性を立て、CT26遺伝子型マウスを用い、単剤、併用でその効果を確認した。

21日間の治療の中で、MTL-CEBPA/PD-1併用の平均腫瘍体積は、最も近い群(?)より3.0倍小さくなった(p<0.05)。

腫瘍から抽出されたRNAでは、併用のグループのみが腫瘍浸潤リンパ球の優位な上昇を示した(コントロール群から2.4倍。p<0.05)。

※補足 リンパ球がガンの内部に入って攻撃できているという意味

このグループの6つの腫瘍のうち、5つが遺伝子発現において最高の増加を示し、遺伝子レベルで併用による相乗効果が見られた。

(図:左PD-1、中央MTL-CEBPA、右併用)

以上から、研究はマウスCT26結腸直腸癌モデルでMTL-CEBPA・PD-1抗体により、抗腫瘍活性が向上することを示している。

****ツイート完****

 

上の部分までが、アブストラクトに対してのツイートです。

ちょっと実際のグラフを見て、効果を確認してみましょう。

【腫瘍体積】

左(A):MTL-CEBPA単独、中央(B):抗PD-1抗体、右(C):併用 です。

赤線(control)というのが比較対象です。黒線が実際の結果というように見てください。

(C)の右端の差を見れば、赤に比べてどれほど腫瘍が減ったかが分かると思います。

 

【腫瘍増大と遺伝子発現】

こちらはツイート(アブストラクト)ではなかったものです。

腫瘍が大きくなっていったもの(赤線:progressing)腫瘍が小さいもの(緑線:regressing)では、各遺伝子(Cebpa、Cd8a、Vegfa)の発現度合に違いがあるようです。

事実は事実として、考察はあまりありませんでした。次に行きます。

 

【腫瘍へのリンパ球の浸透】

腫瘍が小さいもの(緑線:regressing)のグループでは、TIL(Tumour infiltrating lymphocyte:腫瘍浸潤リンパ球)スコアが高いと。

ツイートのほうでも書きましたが、がん細胞にリンパ球が食い込んだ方が、がんに攻撃が出来ていると考えていいでしょう。

今後うまく、効く患者と効かない患者を選別できるのでしょうか?

 

ちなみに、こちらはいま第Ⅰ相をやっているものではありません。

モノクローナル抗体併用治験は、現在前臨床段階になっているものです。(↓参照)

いずれ1相入りしてくれるものと思います。

 

ESMO2019-2~1相続報

ESMO2019、MiNA社2件目の発表です。

【3】

※ポスター:https://minatx.com/wp-content/uploads/2019/09/ESMO-Poster-OUTREACH-Study-190911-FINAL2.pdf

 

邦題は、"進行性肝細胞がん(HCC)患者を対象とした、骨髄細胞マスターレギュレーターC/EBP-αを標的とするRNAオリゴヌクレオチドであるMTL-CEBPAのヒト初、クラス初の第I相試験"

HCC(肝細胞がん)または続発性肝がんの成人を対象に、MTL-CEBPAの第Ⅰ相治験、3+3用量漸増および用量拡大試験を実施。

38人の参加者(HCC31人、直腸3人、繊維肝がん2名、乳頭1名)。評価可能な28人の患者で、PR(部分奏功)1名、SD(安定)1年以上1名、1年未満11名だった。

MTL-CEBPA中止後、4人のソラフェニブ未投与のHCC患者に投与したところ、4人中、CR(完全奏功)3名、PR1名(6か月)を示した。

有害事象は、疲労(23.7%)、血小板減少症(13.2%)、貧血(13.2%)、ASTの上昇(13.2%)、ALPの上昇(10​​.5%)、低アルブミン血症(10.5%)、ALTの増加(10.5%)、ビリルビンの増加(10.5%)。

なお、最大容量(投与限界)には到達せず。 以上の有望なデータはMTL-CEBPA+ソラフェニブのHCC治験を促進させている。

****ツイート完****

 

こちらですが、もともとは18年5月には一度出ている第Ⅰ相の内容の続きです。対象治験はこちら。

https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02716012

治験の計画人数は51名、終了予定日は2019年12月なので、まだ終わりきっていません。

18年5月の内容から人数が増えましたが、それ以上は特になし。

やはり、Sorafenib併用の1b相の速報が聞きたいですね。

自ツイートの中では、2018年12月にはMiNA社の動きが確認できていますが、そろそろ何かしら出ないのでしょうか…?

 

まとめ

ということで、前回のノバルティス社のQVM149記事に引き続き、MiNA Therapeutics社もピックアップしました。

 

まとめ

【1】MTL-CEBPAで狙った遺伝子の転写産物が無事出ている。
【2】anti-PD-1抗体併用の前臨床(マウス)で、腫瘍縮小

【3】MTL-CEBPA、第Ⅰ相の続報。進捗順調

このようなところでしょうか。

やはりいまの最大の注目は、MTL-CEBPA+Sorafenib併用の第1b相治験の結果ですね。

この内容いかんで、MiNA社の技術に対する注目度が変わってくると思います。

それでは、本日もありがとうございました。

 

おわり

なぜそーせいがいいの!?理由は「note」で好評発売中!

-MiNA Therapeutics, そーせいグループ

Copyright© Shiroshiroの投資ノート , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.